清光寺の住職から皆様へのごあいさつ
当寺は八ヶ岳南麓北杜市に位置し、海抜750m程あり、冬は寒さ厳しく、夏は比較的涼しいです。周囲を富士山、八ヶ岳連峰、南アルプス、茅ヶ岳に囲まれ大変景観が素晴らしく、田園地帯が広がる風景明媚な所です。北杜市は住みたい街1位にあるように日照時間が上位で八ヶ岳、南アルプスの湧水があり、空気がきれいで長閑な一流の田舎町です。当寺は中央道長坂インターから車で数分、中央線長坂駅より徒歩15分小高い森の中に七堂伽藍が並んでいます。
県道から清光寺入口の標識に沿って坂道を登り、門柱、萬霊塔を過ぎ、正面に見えるのが総門です。享和元年(1801年)建立の高麗門で、獅子の彫刻、4本の柱の太さで堂々とした立派な総門です。
総門を通り車道がありますが正式な参拝である東側の石段を登ると山門、正面に本堂、右側に庫院、左側に檀信徒会館があります。山門、本堂は文化文政年間の建立で、特に本堂は十三間、九間で本山並みの大伽藍です。
平成24年に本堂の耐震工事、平成28年に屋根の銅板をふきなおして改修工事を完了致しました。当寺は平安時代、甲斐源氏の源清光の創建で、清光の名を頂き清光寺と称します。甲斐源氏は祖、義光・義清・義光で甲斐の国を統一し、清光の代に逸見(八ヶ岳南麓一帯)の谷戸城に拠点を移し、甲斐国を治めました。清光公には男子が10人程いて、それぞれが武勇に優れ甲斐国の主要な所に置き中央集権化を図りました。
次男の信義は武田庄にあり、武田家の祖となり16代後に武田信玄が生誕します。それ故、当寺は甲斐源氏発祥の地、武田家の御先祖の寺として、戦国、徳川の御代に厚く保護され武田家、徳川家より制札、御朱印を頂いております。年中行事、その他詳細につきましてはこのホームページを見て頂き、ぜひ当寺にお詣り頂き、心静かな時間を過ごして頂ければ幸いです。